[レポート] 生成 AI を使用して AWS コンソールでクラウド環境を最適化するCode Talkに参加してみた #AWSreinvent #DOP315
リテールアプリ共創部の中野です。
re:Invent 2024 で開催された 「Optimize your cloud environments in the AWS console with generative AI」 というセッションについてレポートします。
セッション概要
概要(re:Invent 2024 イベントサイトより抜粋)
Available in the AWS Management Console, Amazon Q Developer is the only AI assistant that is an expert on AWS, helping developers and IT pros optimize their AWS cloud environments. Proactively diagnose and resolve errors and networking issues, provide guidance on architectural best practices, analyze billing information and trends, and use natural language in chat to manage resources in your AWS account. Learn how Amazon Q Developer accelerates task completion with tailored recommendations based on your specific AWS workloads, shifting from a reactive review to proactive notifications and remediation.
日本語概要(Deepl 翻訳)
AWS マネジメントコンソールで利用できる Amazon Q Developer は、AWS のエキスパートである唯一の AI アシスタントで、開発者や IT プロフェッショナルが AWS クラウド環境を最適化するのを支援します。エラーやネットワークの問題をプロアクティブに診断して解決し、アーキテクチャのベストプラクティスに関するガイダンスを提供し、請求情報と傾向を分析し、チャットで自然言語を使用して AWS アカウントのリソースを管理します。Amazon Q Developer が、特定の AWS ワークロードに基づいてカスタマイズされたレコメンデーションによってタスクの完了を加速し、リアクティブなレビューからプロアクティブな通知と修復に移行する方法をご覧ください。
タイトル
DOP315 | Optimize your cloud environments in the AWS console with generative AI
スピーカー
Artur Rodrigues
Ryan Yanchuleff
LEVEL
300 – Advanced
セッションレポート
アジェンダ
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- Amazon Q Developer personas
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- Common use cases
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- Real-world scenarios
Amazon Q Developer のペルソナ
開発者と DevOps エンジニア(インフラエンジニア?)の役割と責任領域の話をもとに、Amazon Q Developer がどういったところで活用できるか説明がありました。
Amazon Q Developer のユースケース
Amazon Q Developer のユースケースとして、現時点で活用できるユースケース例が上がっていました。
Build
AWS 上でのビルドとデプロイに関する専門家のガイダンスを得る
- Q に専門家のアドバイスを求める
- コンテキストから実用的なアドバイスを受ける
- コンソールからインフラストラクチャをコードとして生成
Operate
AWS 上での構築とデプロイのための専門家のガイダンスを受ける
- AWS リソースの発見
- 運用上の問題の診断と修正
- サードパーティのビジネスインテリジェンスツールから洞察を得る
Optimize
コストの把握と最適化
- AWS の請求額を調査する
- トレンドと最適化の機会を特定する
- EC2 インスタンスのサイジングアドバイスを得る
以前は AWS 上にある Lambda の Python のランタイムバージョンを取得するためにわざわざスクリプトを書いていたところを、Amazon Q に自然言語で問い合わせることでリストアップしてくれるようになった事例を上げていました。
また、Amazon Q の機能の特徴として、回答は開いているコンソールのコンテキストに依存するようでした。
たとえば、すべてのサービスに知りたければマネコンのホーム画面、EKS だけについて知りたければ EKS のマネコン画面に入って、Amazon Q で会話することで求める回答を得やすくなるようでした。
デモ
デモをみせながら QA する場がありました。
写真を撮り損ねてしまったのですが、Redshift, Glue, SageMaker でマネコンを開きながらプロンプトでクエリを生成してもらうデモをみせていただけました。
また、今後の機能拡張とロードマップについても触れられており、多くのセッション参加者からの質問などから機能拡張のことについても触れられていました。
今後のサービス拡張にも期待です。
さいごに
以上、「Optimize your cloud environments in the AWS console with generative AI」というセッションのレポートでした。
re:Invent2023 で Preview として公開され、2024 年の 4 月に 正式リリースとなりました。
現時点の Amazon Q でできることや今後の展望について学べるセッション内容となっていました。
このセッション自体は Code Talk にカテゴライズされており、英語でコードについてインタラクティブに会話する内容となっています。
私自身、英語は全く自信がなかったのですが、問題なく聴講はできました。
ただ、挙手して内容や製品についてフィードバックしたり会話できるともっと楽しそうと感じたため、英語力がある方で AWS の製品について開発元のエンジニアと直接やり取りしたい方は非常に有意義なセッションだと思います。
この記事がどなたかの参考になれば幸いです。